上顎第一小臼歯へのインプラント治療ブログ(記事)大阪市でインプラント・オールオン4を行なうフリージア歯科クリニック

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上顎第一小臼歯へのインプラント治療

インプラント

隣接歯の歯根を守る、ガイドシステムの重要性とは?

今回は、上顎第一小臼歯(4番)へのインプラント治療をご検討中の方、または「前の歯に近いから不安」と感じている方に向けて、**歯根損傷リスクを回避するためのテクノロジー(サージカルガイド・Xガイド)**についてご紹介します。


■ 上顎第一小臼歯インプラントの注意点
上顎第一小臼歯の位置は、前方には犬歯(3番)、後方には第二小臼歯(5番)が隣接しています。特に犬歯は歯根が長く、後方まで延びていることが多いため、インプラントのドリリング中に傷つけてしまうリスクがあります。

歯根を損傷すると、犬歯に痛みや違和感が出るばかりか、最悪の場合神経壊死や抜歯に至るケースもあります。
そのため、「正確な位置・角度・深さ」にインプラントを埋入することが非常に重要になります。


■ サージカルガイドとは?
サージカルガイドは、事前にCTデータと口腔内スキャンをもとに設計された「インプラント専用の手術用テンプレート」です。

ガイドにはドリルの挿入口が設けられており、それに沿って手術を行うことで、狙った位置にズレなくインプラントを埋入できます。

メリット:

✔️ 隣接歯(犬歯・第二小臼歯)の歯根を避けられる
✔️ ドリルの角度や深さが一定に保たれる
✔️ 骨の厚みが少ない場所でも安全性を確保
✔️ 手術時間が短縮し、患者様の負担も軽減

■ Xガイドとは?(動的ナビゲーションシステム)
さらに高度な方法として、当院では**「Xガイド」と呼ばれる動的3Dナビゲーションシステムも導入しています。これは、インプラント手術中にリアルタイムでドリルの位置と方向を3D画面上に可視化**する最新技術です。

まるで「歯科用GPS」ともいえるこの技術により、術中に位置や角度を細かく微調整しながら安全にインプラントを埋入できます。

Xガイドのメリット:

✔️ 犬歯の根の形状や傾きにリアルタイムで対応可能
✔️ 従来のガイドよりも柔軟性が高く、高精度
✔️ ガイドを作る時間が不要なため、当日対応も可能
✔️ 他院で断られた複雑なケースにも対応しやすい

■ 犬歯の根を避けることは「審美性」の確保にもつながる
上顎小臼歯部は、笑った時に見えることも多いため、機能性とともに審美性も重視すべきエリアです。
犬歯は顔貌の印象を左右する「要」となる歯であり、それを傷つけると見た目やかみ合わせに悪影響を及ぼす可能性があります。

正確な位置にインプラントを入れることは、周囲の天然歯を守るだけでなく、長期的な審美性の維持にも直結するのです。


■ まとめ
上顎第一小臼歯へのインプラント治療は、非常に良好な治療結果が期待できる部位です。
しかし、犬歯の歯根への接触リスクをどう回避するかが、安全性を大きく左右します。

当院では、CT診断・サージカルガイド・Xガイドなどのテクノロジーを駆使し、リスクを限りなくゼロに近づけるインプラント治療を行っています。

「安全にインプラント治療を受けたい」
「他院で隣の歯に近すぎると言われた」
「できるだけ痛みや不安を少なくしたい」

そんな方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
あなたの大切な歯を守りながら、理想の治療結果をご一緒に目指していきましょう。