抜歯即時埋入│大阪市でインプラント・オールオン4を行なうフリージア歯科クリニック

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IMMEDIATE 抜歯即時埋入

抜歯即時埋入

抜歯即時埋入とは

抜歯即時埋入とは

インプラント埋入治療では、残すのが難しい歯を抜歯したうえで治療を行なうケースもあります。この場合、抜歯をして一定期間を置いてからインプラントを埋入する治療方法もありますが、一方で抜歯をしてすぐにインプラントを埋入する「抜歯即時埋入」という治療方法もあります。通常であれば、歯肉や骨が回復するのを待つために抜歯から2~3ヵ月ほど待ちますが、抜歯即時埋入であればこの治癒期間がなくなり、患者さまの負担が軽減されます。また、歯がない期間が短くなるため、治療期間中も見た目をあまり気にせずに過ごせます。しかし、細菌感染のリスクがあり、感染すると骨とインプラントが結合しない可能性もあるため注意が必要です。当院では技術や経験をもつ歯科医師が担当するので、こうしたリスクをなるべく抑えながら着実に治療を進めてまいります。

抜歯即時埋入のメリット・デメリット

メリット

抜歯後の治癒期間がない

一般的なインプラント埋入治療は、抜歯をしたあとに2~3ヵ月の治癒期間を設けてからインプラントを埋入します。抜歯即時埋入であればこうした期間を設ける必要がないので、全体として治療期間を短縮できます。

手術の回数が少なくなる

1回の手術で抜歯と同時にインプラント埋入治療を行ない、さらに仮歯の装着まで可能になります。手術の回数が減って患者さまへのお体への負担が軽減し、通院回数も少なくなって手間が省けます。

歯のない状態が短い

インプラント埋入治療を行なうと、抜歯をしたあとはしばらく歯がない状態が続きます。抜歯即時埋入は、抜歯をしたあとすぐにインプラントを埋入し、さらに仮歯を装着することもできます。そのため、歯のない状態がほとんどなくなります。

デメリット

抜歯即時埋入が適用できないケースもある

抜歯をしたあとすぐにインプラントを埋め込むには、骨の高さや厚み、量などが充分になければ可能になりません。歯周病や先天的な要因により骨の状態が良くないケースでは、抜歯即時埋入ができないこともあります。

治療できる歯科医院が限られている

抜歯即時埋入は難しい治療とされており、歯科医師の学識や経験が求められています。そのため、この治療方法を実施できる歯科医院は限られています。当院では抜歯即時埋入の経験を積み重ねており、安全性に配慮した適切な治療が可能です。

感染リスクが高くなる

抜歯をすると歯肉に傷口ができますが、回復していない状態でインプラントを埋入するため、細菌に感染するリスクが高まります。感染が起きるとインプラントと骨がうまく結合しない、腫れや痛みが生じる、といったトラブルが発生する場合があります。

抜歯即時埋入が行なえないケース

抜歯即時埋入が行なえないケース

抜歯即時埋入は、残念ながらすべての症例に対応できるというわけではありません。抜歯をしたあとにすぐにインプラントを埋入するため、充分な骨の量や高さなどが必要になりますが、歯周病や先天的な要因によって骨が少ないと治療を受けられません。
こうしたケースでは、抜歯をしたあとに自家骨や人工骨を患部に入れて、骨の吸収を抑えて温存するという治療方法があります。入れた骨は流出しないようにメンブレンなどの膜で覆うこともあり、人工骨がなじみやすくなってしっかり定着します。

費用について

抜歯即時埋入により、インプラント埋入治療の料金が大きく変わるということはあまりありません。ただし、手術の時点で抜歯とインプラント埋入治療、そして仮歯の装着といった治療を行なうため、手術当日までにまとまった金額をお支払いいただく必要があります。患者さまのお口の状態や治療する本数などによって金額が異なるため、詳細については治療計画の段階でご説明いたします。

治療の流れ

1精密検査と診断

カウンセリングをしたうえで精密検査を行ない、患者さまの骨の状態などを調べて抜歯即時埋入が可能か判断します。診断結果とともに治療計画をお伝えし、抜歯即時埋入ができる場合はどのような治療となるか丁寧に説明します。ご納得いただけましたら、治療に進みます。

2抜歯とインプラントの埋入

残せなくなった歯を抜歯します。抜歯をしてできた穴は形を整え、インプラントを埋入します。また、骨の状態によってはこのときに人工骨や自家骨を入れる場合があります。インプラントを埋入したら、場合によっては仮歯を装着します。

3治癒期間

インプラントを埋入したあとは、顎骨としっかり結合するまでお待ちいただく治癒期間に入ります。期間には個人差がありますが、一般的には2~3ヵ月ほどお待ちいただくことになります。この間は仮歯を入れるか、インプラントに専用キャップをつけていただきます。

4被せ物の型取りと装着

治癒期間を経てインプラントと顎骨がしっかり結合したら、最終的に装着する被せ物の型取りをして作製を進めます。アバットメントとよばれる支台をインプラントに取り付けたら、噛み合わせや色合いなどの最終調整を行なった被せ物をアバットメントに装着して治療は完了となります。

●インプラント埋入治療にともなう一般的なリスク・副作用

・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
・高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
・手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
・手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
・インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯肉の状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
・毎日の清掃が不十分だった場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。